ワイワイこころトーク

成人式に思う

2024年1月8日

先ほど駅の周りを散歩していたら、着物姿の女性がちらほら見えたので、「ああ、そうか、今日は成人式だったんだ」と思いました。

成人の日の朝刊は毎年の楽しみ

皆さんは、成人式当日の、新聞前段のサントリー広告で、成人を迎える若者に向けてのメッセージを目にされたことがありますか。

「これからお酒が飲めるようになった新成人の皆さん、サントリーをよろしく」という意味です。毎年、なかなか洒落た文章で、いつも興味を持って見ています。

2000年からは、ずっと伊集院静氏の文章でした。

昨年の新成人に向けての文章は、

「この国はアジアの中で、いや世界の中で、美しい水に満ち、美味しい水にあふれ、素晴らしい自然に恵まれている。

・・・中略・・・

誇りを捨てるな。

今までの大人のやり方ではダメなんだ。

さあ立ち上がろう。

新しい日本人になるために。

苦しくともともに歩き出そう。

立ちはだかる山も、挑めば必ず光が差す道は見えて来る。

美しい一本の渓流が乾いた喉をうるおしてくれる。」

読んでいて、こちらまで元気になりました。

その伊集院静氏が昨年11月に逝去されました。

追悼番組で昔のインタビュー映像が流れ、直木賞受賞後のインタビューで、「今後どのような作品を書きたいか」と聞かれて、

「誰もが書けると思うような文章を書きたい」とコメントしていました。

私も、「あ、それなら自分でもやれそう」と気持ちが楽になりました、

今年も、だれもが希望がもてるような、元気が出るような、そんなカウンセリングをしていきたいです。

2024年1月8日の朝刊は・・・

そこには、昨年10月に入稿されていた文章が掲載されていました。最後の伊集院氏からのエールは、「大切なものを抱いて進むんだ」

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2024年1月8日朝刊

 今年一年、大切なものをしっかりと抱き、進んでいきます。